自宅ではコミュ症と思われている小技です。
しかし、会社の営業に言わせると「コミュ力お化け」とか、若い時には年配の方に好かれていたので「おじさんキラー」なんて呼ばれることもありました。
今は自分がおじさんですが・・・。
そんな私が、仕事中に少しだけ意識してきたコミュニケーション術があるのでここで紹介します。
どんな職業でも大事だと言われるコミュニケーションですが、少し意識するだけで仕事上での人間関係を良くすることができます。
私生活ではうまくいかなくても、仕事上だけであれば結構うまくいったりします。
仕事と割り切ってやるも良し、私生活に活かすも良し、少しでも気になったらチャレンジしてみてください。
ちなみに本人はコミュニケーションは苦手だと思っています。
そもそもコミュニケーションって何なんだと
ウィキペディアでは、以下のような記載があります。
社会生活を営む人間の間で行われる知覚や感情、思考の伝達。
あるいは単に、(生物学な) 動物個体間での、身振りや音声、匂い等による情報の伝達。
辞書的な字義としては、人間の間で行われる知覚・感情・思考の伝達、などと定義付けられる。
単に、言葉や身振り手振りで相手に伝われば良いような意味みたいです。
自分が認識していたコミュニケーションは、「喫茶店での会合」や「居酒屋などでの飲み会」なんてイメージでした。
コミュ力高いというと、常に周りには人が集まり話題の中心にいる人のようなイメージではないでしょうか。
でも、仕事中は「常に会話している時間」もないし、「会話の中心」なんてそうそうありません。
少し話しやすくて、何か良さそうな人をかもしだしていれば「コミュ力高そう」と思われます。
参考
ちなみにコミュ障とコミュ症、漢字ひとつですが異なる意味があるようです。
コミュ障とは、「医学的に認められているコミュニケーション障害の略で、身体的な特徴や症状により少なからず生活に障害のあること」で、コミュ症とは、「人と話すことが面倒とか嫌とか、軽い感じのネットスラング的な表現」だそうです。
上記を踏まえたうえで、この記事ではコミュ症と記載しています。
コミュ力高く見せるために意識していること
ここにあげる内容は簡単なことと思われますが、実際に実行している人は少なく、かなりの効果があると思います。
ひとつひとつというよりは合わせ技の方が効果がありますが、できればすべてまとめて、できなければひとつずつ実践してください。
目を合わせる
コミュニケーションが苦手な人は、相手の顔を見ることも難しいのではないでしょうか。
初めは目を合わせるのも難しいと思いますが、いきなり話しかけるよりは全然簡単です。
パソコン作業中でも人が近づけば目線を向けたり、打合せや会議中に顔を上げて周りを見渡したりすると結構な確率で目が合います。
あまりじろじろ見ると変に思われますが、全く目が合わない人よりもたまに目が合う人の方が印象は良いです。
目が合うことで顔を覚えられるきっかけになったりもします。
「目が合ったらどうしよう」と思うかもしれませんが、実際に目が合うと大体の場合は相手からリアクションがあります。
知っている人であれば軽く会釈してくれるか話しかけてくれますし、知らない人であれば目をそらしてくれます。
それでも相手からリアクションがない場合は・・・、知っていれば軽く会釈し、知らなければ目をそらしましょう。
もちろん知っている人で、話すことがあれば話しかけても良いです。
ポイント
特にお勧めは「打合せや会議中に発表している人や会議の中心にいる人と目を合わせること」です。
会議中に目が合うということは「真剣に聞いている」ように見えるので好印象ですし、打合せ後や会議後に話しかけてくれるチャンスも増えます。
システムエンジニアは会議中でもパソコン操作している人が非常に多く、印象が良くない人が多めです。
印象が良くない人の中に少し印象の良い人がいたら・・・、効果絶大ですね。
ちなみに、上記を意識していると打合せや会議内容もしっかり覚えられるというメリットもあります。
笑顔を作る
意識せずに出している表情は、機嫌が良いか悪いかわかりません。
特に機嫌が悪くなくても、真面目な表情をしているときは怒っているように見えることも多く、話しかけにくいことも多いです。
怒っているつもりはなくても話しかけやすいわけではないので、違和感の出ない程度で笑顔を作っておくと話しかけやすくなります。
機嫌が良いか悪いかわからないよりは、笑顔の人の方が話しかけやすいと思います。
ちなみに、笑顔を作るのは相手と話している(もしくは会話の中にいる)ときで、パソコンの画面を見ている時ではありません。
パソコンの画面を見ながら笑顔なのは・・・、変な人と思われてしまいます。
話しかける
ここまでくると少し難易度が上がりますが、話しかける内容としてはあまり多くの言葉である必要はありません。
基本、コミュニケーションの良い人は「人の話を聞く」ことがメインで、こちらから一方的に話し続けることはありません。
相手が話しやすい「話題を振る」ことで相手側が話をしてくれます。
特に話好きのおじさん相手だと、話題を振るだけでいろいろと教えてくれたりします。
最初のうちは何を話してよいかわからないと思うので、定番である「天気の話」などでも良いと思います。
天気と言っても「晴れ・曇り・雨」だけでなく、気温だったり、風だったり日差しだったり結構ネタになります。
「暑くて移動が大変です」とか、「寒くて手が真っ赤です」とか、天気+αの話題が提供できれば一歩前進でしょうか。
少し慣れてくれば、天気の話ではなく、昼食は何だったとか、相手の興味があるものにどんどんシフトしていけると思います。
だんだんコミュニケーションが取れていけば、こちらから話しかけなくても相手から話しかけてくれるようになります。
あるお客様は、インスタに上げた旅行の写真をスマホで見せてくれたりしました。
インスタ写真までには何年かかかりましたが、お客様とゆっくり話せる機会はなかなかないのでコミュ症としてはかなり上出来だと思います。
リアクションを大きくする
打合せや会議中、雑談しているときのすべてで有効なのが、大きめのリアクションです。
リアクションと言ってもお笑い芸人のような大げさなものではなく、いつもより少し大きい動作にするだけです。
例えば、驚いたときに「目を少し大きく開け、肩を少し上げる」とか、納得したときに「少し大きくうなずく」とか、会話中であれば「ええぇ~!!」とか「すごい!!」とかの感嘆詞を付けるものかなり効果があります。
普段のテンションで話をしているとどうしてもリアクションが薄くなってしまい、相手から見ると反応がわからない!となるので、少し大げさくらいのリアクションでちょうどよいようです。
うまくいけばいろいろなことをノリノリで話してくれます。
少し砕けた言葉遣いにする
初対面やあまり打ち解けていない人には使えませんが、ある程度話が続くようになってきたら実践してみたい方法です。
もちろんタメ口は問題外ですが、少し砕けた言葉遣いの方が良い印象を持っていただけることが多いです。
特に目上の人に使った場合、うまくいけば少しくらいふざけても怒られないようになったりします。
いつもは後輩でも新入社員でも敬語で話していますが、お客様に対してでも、意識して形式ばった言葉遣いではなく砕けた言葉遣いをすることもあります。
もちろん失礼のない程度で・・・。
例えば、「本当ですか?」を「まぢですか?」とか、「承知しました。」を「OK です。」とか、十分にコミュニケーションが取れていれば意外と許されます。
注意
あくまでもより良いコミュニケーションのためなので、形式が重要視される会議中などでは正しい使い方に直してください。
まとめ
コミュ症おじさんがコミュ力お化けに見せるために意識していることでした。
目を合わせる 笑顔を作る 話しかける リアクションを大きくする 少し砕けた言葉遣いにする
途中結構な大技も入っていましたが、全て実践できればコミュ力お化けと言われるのも遠い未来ではないかもしれません。
普通にコミュニケーションが取れる方がうらやましい・・・。